IT系スタートアップ企業の新卒採用の最終面接

CEO

色んなビジネスのお話があるかと思いますが、引き受けない仕事もあったりしますでしょうか？

「ビジネスを受けた時の報酬は高いけど、そのサービスはユーザーが使うと思えなかったので受けなかった」という回答から、社長の考え方・方針を知れる質問になったから。

大手エネルギー会社の新卒採用面接

面接官

もし◯◯さん（面接官）のお子様が御社を志望したら、入社を薦めますか？

面接官の方にとって恐らく想定外の質問なので、面接官の方の言葉だけでなく反応からも考え（面接官が良い会社だと思っているか）を類推することができるので。

大手総合商社の新卒採用面接

1次面接官

「日々のお仕事について少しイメージを持ちたく、例えば昨日一日はどんなタイムスケジュールだったか教えて頂けますか？」という質問をした。

今まで、OB・OG訪問などで社員の方々に「お仕事はどんな感じですか？お忙しいですか？」と聞いても、「あれもこれも忙しい」との返答で、漠然と多忙なイメージが膨らみ不安だったが、一日のタイムスケジュールを聞いたところ、「何時から何時まで誰と何をして」という返答で、より具体的に仕事のイメージを持てたから。

就職面接の逆質問

面接官

「御社の企業理念や行動規範に凄く共感しているのですが、働かれていて企業理念や行動規範を実際身近に感じたことはありますでしょうか？」という質問をした

「会議で様々な意見が出てなかなか前に進まない場面もあるが、”Disagree but Commit”という行動指針があり、反対だとしても一度決断をして進め、素早くPDCAサイクルを回していく文化は浸透している」という返答から、この行動指針に共感して最終的に就職先を決める際にも役に立ったから

就職面接の逆質問

面接官

「〇〇さん（面接官）ご入社される前と後で感じられたギャップがもしあれば、教えて頂けますでしょうか？」という質問をした

実際に社員の方に聞くことで、イメージと実態とのギャップを少しでも少なく出来るから

大手エネルギー会社の新卒採用面接

役員

昨今、大規模自然災害、戦争、新型コロナウイルス、エネルギー問題、円高など様々な想定外のビジネスリスクが発生していると思います。このような想定外のビジネスリスクを考えること自体非常に難しいことだと思いますが、ダイバーシティーや各階層とのコミュニケーションを深めることも一つの重要なことかと思いますが、〇〇さん（面接官）はどのようにお考えでしょうか？

社会の課題になっている想定外のビジネスリスクをどう捉えて、企業経営にどう生かすかという視点を持っていることが伝わるから。

就職面接

面接官3名(営業部長、マーケティング部長、人事部長)

競合他社の中でも、御社は製造業への営業力に強みがあるという印象を受けたのですが、実際に働いている社員の方々は自社の強みはどこにあると考えていらっしゃいますでしょうか？

“事前に調べて自分の理解を持った上で質問をする”という仕事をする上も重要なマインドを持っていることを示せるから

転職面接

面接官(新規事業開発部長)

前職では、複数の部署を巻き込む組織横断型のプロジェクトを経験したのですが、御社で他部署の人を巻き込む力が生かせるとしたら、例えばどのような場面がありますでしょうか？

どこで自分の強みを活かせるかという情報を得られるだけでなく、経験を前置きすることで自分の強みをアピール出来るから

転職面接

面接官(新規事業開発部長)

前職ではSNSを活用して新サービスを立ち上げた経験があり、是非その経験を活かして御社に貢献出来たらと思うのですが、御社でもこのようなアプローチでの事業開発は可能でしょうか？

自分の強み・経験を再現出来る環境かを確認出来るだけでなく、経験を前置きすることで自分の強みをアピール出来るから

転職活動時の面接

面接官の人事担当者、役員の方の計２名

「今回、面接に来させて頂くに際し、御社の展開されているお店を３店舗見学に行ってきました。みなさんイヤイヤ働いているという感じがなく、自然体で働かれているような感じを受けましたが、それは御社の社風や会社の雰囲気から、自然体で働くことができているのでしょうか？」という質問をした

上司の前でかしこまって良く見られようとしたり、イヤイヤやらされている感があったりすることはどの企業でもあると思うが、実際に店舗を訪れてみて、そういったことが全く無く好印象だった為、その会社の社風や人材育成などの本質的な部分を知れる質問になると思ったから。

早期選考の最終面接で

志望企業の役員（事前に最年少役員であることが伝えられていた）

○○さん（面接官）にとって働く中で重要視する仕事観 or 御社で働くうえで大事な思考力が学べる書籍があったら教えて頂きたいです。

以前まで、「入社までに学んだ方がよいこと」を逆質問で聞いていたのですが、この質問は2点よくない点があると考えていて、1.大体「学生のうちに出来ることをしておいいてください」と返ってくる点。2.「学びたいことがわからないから教えてくれ」という受け身な質問に捉えられてしまう可能性がある点がありました。ですが、学べる書籍を聞くことで、「学生のうちにできることをしておいてください」とは絶対に返ってこないですし、 自分がどんなことを学びたいか具体的に伝えることで受け身感がなくなり、且つその企業が大事にする考え方を知ることができ、有意義な質問になると考えたからです。

自動車部品メーカーの中途採用面接

技術部門の部長

「私自身の経験から、設計ノウハウのチーム内での共有化は重要だと思っているのですが、御社ではそこについてどのように考えられているかと、どの程度共有化をされているかを、可能な範囲でお聞かせ頂けますか？」という質問をした。

設計を少しでも誤ると、将来的なリコールの発生に伴う金銭的損失や顧客への信頼を失う可能性があるため、設計者一人一人の失敗事例からノウハウを蓄積し設計者間で共有することは重要だと考えており、この質問から、その企業が設計ノウハウの共有化に関してどの程度注力しているかが分かるから。

自動車部品メーカーの中途採用面接

人事部長

「前職では人材育成に関する体系だった教育カリキュラムがなく、初めてチームリーダーをした時にメンバーのスキルアップをサポートするのに苦労した経験があります。将来、管理職になってチームメンバーの育成もしていきたいと考えているのですが、御社では管理職に必要なマインドセットやスキルなどを学べる教育プログラムなどはありますか？」という質問をした。

自分自身の経験から感じた人材育成に関する課題と、更に成長したいという意欲が伝わる質問だから。

アパレル企業の中途採用面接

営業部長と人事部長の二人の面接官

「業界的には厳しい環境の中、御社は成長し続けておられます。色々と理由はあるかと思いますが、前職で店長をやっていた経験から、私は社員一人一人のモチベーション向上も一つの重要なポイントだと思っているのですが、モチベーション向上のためにどのような取り組みをされていますか？」という質問をした。

自分自身の経験から、店舗の売上向上のためには社員のモチベーション向上が重要だと思っており、成長し続けている企業の先進的な取り組みを聞くことで、その分野における自分自身のスキルアップにも繋がるし、これまでの自分の経験と組み合せて更に良い取り組みを考え、その企業への貢献にも繋げられるから。

アパレル企業の新卒採用の面接時

面接官の人事担当と役員

「接客のお仕事は、積極的に話すのが大事だと思う一方、店員さんから積極的に話しかけられるとお節介だな、面倒臭いな、と私自身思うこともあります。話しかける時に、来店されるお客様の目線や動きなどから、自分なりの仮説検証を繰り返すのが必要かと思うのですが、御社では、どのような考え方で社員やスタッフへ接客についての教育をされていますか？」という質問をした。

接客で大切なのは「相手の立場に立って考えること」だと思っており、この質問への回答によって、企業の接客に対する価値観との合致・不一致の判断が出来るから。

転職活動の際の面接時に

担当面接官3人に

「会社説明会の時に、若い世代と中高年世代が一つのチームとして意見を交わしながらプロジェクト推進している様子のご紹介があり、非常に感銘を受けました。世代を超えたチーム作りのために心掛けている具体的なことはあるのでしょうか？」という質問をした。

世代差が原因で、せっかくの良いアイデアや人材が埋もれたままの企業が多く、職場環境もそれでは良くなく伸び悩むので、良い雰囲気の職場作りのためにしていることを聞くことで、その会社の社風やその後の発展性を把握出来、就職の良い判断材料になるからです。

大手総合商社にて去年就活をしていた時の逆質問

面接官である人事担当の社員さん

「10名程OB・OG訪問をした中で、御社の社員さんは特に仕事に対するモチベーションが高い印象を受け、非常に魅力的でした。会社として社員の仕事に対する目的意識の醸成や共有など、具体的に実施されていることがあれば教えて頂けますか？」という質問をした。

OB・OG訪問を通して良いと感じた点を示した上で、企業の良い文化・社風について更に理解を深めたいという意図が伝わる質問だから。

中途採用の二次試験（面接）

面接官２名（人事担当員と関係部署の所属長）

応募部門・職種に関する話が一通り終わった後、何か質問があるかを聞かれた時に、「これまでの面接を通じて、定年延長を検討中と伺いました。私は過去に人事部で定年制度の再設計に関わった経験があり、そこにも貢献して行きたいのですが可能ですか？」という質問をした。

ヒアリングした情報から、企業側の課題を想像し、そこに対して自分が活かせる経験を付加価値としてアピールできる質問だから。

新卒の部門別（人事部）採用面接の場

応募した人事部門の部長

「自分は留学していて時期的にインターンに参加出来なかった経験から、メタバースを活用したインターンシップ制度の可能性を検討・企画していきたいと思っているのですが、留学など時期的な理由からインターンシップに参加出来ないという課題に対して、何か取り組まれていることがあれば教えて頂けますか？」という質問をした。

自分自身の経験から、ここをこうしたら企業にとってより有益になるのではと思ったこと、感じたことを聞いているから。

内装デザインを手掛ける企業への転職活動時の二次面接（現場同行）

面接官の営業部長と現場見学の先輩社員

「現場業務と社内での事務作業、顧客先への営業訪問等、3つの主軸で業務する際の割合や各々の業務スケジュール感はどのようになりますか？」という質問をした。

本職種の仕事の全体像イメージを持っており、3つの主な業務の割合や具体的なスケジュールを確認し、認識ギャップを埋めようという姿勢・意図が伝わるから。